通信制看護学生LIFE

How to enjoy nursing student life@kobe-tokiwa

実習の記録について

前回の記事のコメントにご質問を頂いたので

お答えしたいと思います。

(忘れている部分もあるのでご了承ください)

 

そういえば今のこの時期は

春スクーリングの時期なんですね。

 

久しぶりの学生生活、教室での講義に

とても新鮮な気持ちで授業を受けたことを思い出します。

…地獄の坂道も(-ω-)。

 

ご質問は実習の記録について。

どういう記録なのかという内容でした。

 

実習の記録はそれぞれの実習で書式が若干異なります。

が、おおむね共通しているのは以下のようになります。

 

1目標や行動計画、その日の実習の学びや感想を書く

2実習の内容を書く

 

1つ目の「目標や行動計画、その日の実習の学びや感想を書く」ですが、

これは全日制の学生と変わらないと思います。

 

実習全体を通して何を学びたいのか、

そして今日1日は何を学びたいのか。

 

実習のシラバスに実習目標等が記載しています。

 

これは

「こういうことを学ぶためにこの実習をするのです」

「この実習でこういうことを学んで欲しい」

と示してくれているということです。

 

それを読んでおくと方向性が分かるので

とんちんかんな計画にならずに済みます。

 

「目標って何を書いたらいいか分からない」

という人は、大抵シラバスを読んでいない人です(笑)

 

2つ目の「実習の内容を書く」ですが

今回ご質問を頂いた方は今年度入学された方なので

1番近い実習の基礎看護学実習に焦点をあててUPしたいと思います。

 

通信制課程の実習は基本は『見学実習』です。

オリエンテーションでは

 耳にタコができるほど聞くことになると思いますが笑))

 

2日間の実習では

「情報収集、アセスメント、看護計画を立案し看護援助を実施」までは

死に物狂いで頑張ったら出来るかもしれませんが、

行った看護ケアの評価、立案した看護計画の評価はできません。

(もし計画が評価できるのであれば、それは患者さんのための計画ではなく

 実習のための計画であると思いますね)

 

そこで、実習先の看護師さんとともに看護援助の見学をし

その看護援助の根拠を振り返るという形で実習が進められます。

 

記録には患者さんに対して行われた看護援助について

そのまま経時的に記入していくことになります。

 

例えばベッド上での食事介助を見学したとして。

 

どういう声掛けをしていたのか、

どういうものを準備していたのか

患者さんの体位をどうしたのか

どれくらいのスピードで患者さんの体を起こしたのか、

体位を整えるためになにかしたのか(例クッションを置くetc)

看護師はどの位置にいたのか、

どのメニューから介助したのか

どういう角度で口腔内に食事をいれたのか

どのタイミングで次の食事を口腔内に入れたのか

患者の反応はどうだったか

どのタイミングで声を掛けていたか

(例:口腔内に食べ物がある時?嚥下してから?)

看護師の介助時の体勢はどうだったか

どれくらい時間がかかったのか

食事後どういう声掛けをしていたのか

食後の患者の体位はどうだったか      等々…。

 

を記録に書いていきます。

 

なぜこういう書き方をするのかというと、

行われた看護行為を検証するためです。

 

先程の例で一部挙げると、

 

どういう声掛けをしていたのか

 →なぜそういう声掛けが必要だった?

どういうものを準備していたのか

 →何のために準備していた?

患者さんの体位をどうしたのか

 →解剖学的根拠は?

  なぜその体位がこの患者にとって適切だったの?

どれくらいのスピードで患者さんの体を起こしたのか

 →そのスピードで起こした理由は?

  早く起こすとどうなる?

体位を整えるためになにかしたのか(例クッションを置くetc)

 →クッションを置ことで身体はどうなる?

  どういう目的で行ったの?

  それをしなかったらどうなる?

看護師はどの位置にいたのか

 →その位置で適切だったの?なぜその位置を選んだの?根拠は?

 

こういうことをスクーリングで検証していくのです。

 

看護行為には必ず根拠があります。

根拠のない看護行為はありません。(By髙宮先生)

 

本当にその看護行為が、その「患者の健康」のためになっているか。

常にそういうことを考えて看護を行っているか。

そういうことを実習で学ぶのだと思っています。

 

きちんとできている准看護師の方ももちろんいますが、

看護師になるにあたって看護を改めて学ぶのだと思います。

 

ここで、

じゃあ検証するために必要な看護行為の根拠って何?→看護行為論

「患者にとっての健康」って何?→看護学概論

が基礎として必要になるので、

この2科目を含めた4科目(+α)の合格が実習履修の基準になるわけです。

 

これらの科目の知識がない(=合格していない)のに

何をもって根拠の検証をするのですか?

出来ないですよね?ってことだと思います。

 

脱線しましね。記録です、記録。

他にも記録があったかもしれませんが…忘れました。

 

その実習での記録を元に

スクーリングでグループワークを行い、記録を完成させていきます。

 

スクーリングでの記録はまた別でUPしようと思います。

 

最後に。

 

blogを読んで頂いている方に一つだけ注意していただきたいのは、

内容はあくまで私が学生時代のことであり、

その時の経験やどう理解したかを個人の経験としてUPしています。

 

「卒業生のblogでこう書かれていたのに実際は違う!」

こういうこともあるかと思います。

 

記録については年々改訂もあるでしょうから、

内容が変わっている可能性は大いにあります。

先生方の教方針や指導方針も変化していくものだと思います。

 

この記事を鵜呑みにするのは大変危険ですよ(笑)

 

情報は新しいものを、正しいところから取得してくださいね。